団体情報

名称グリーフ相談支援ネットワーク
設立年月日令和2年6月15日
電話番号052-762-3482
住所愛知県名古屋市千種区末盛通4-26-1
ARK HOUSE 3階B号室(地図
メールinfo@grief-soudan.com
代表者新田 尋美
活動内容【活動日】月・火・金・土(祝日を除く)11:00~16:00
・グリーフケア相談窓口の運営
・グリーフサロン『まぐのりあ』の運営
・遺族会『マグノリア』の運営
・遺族会の紹介
・「満足度の高いグリーフケア」を提供するための交流会、研修の実施
・「地域で支えるグリ―フケア」をめざし、地域社会への周知広報活動
守秘義務根拠法・精神保健福祉士法第40条
・上智大学グリーフケア研究所認定臨床傾聴士行動規範
・臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律第19条

グリーフ相談支援ネットワークは、皆様からのご寄付やご支援をいただき運営しております。

私たちの目的

グリーフ相談支援ネットワーク』は、『グリーフケア』を必要とされていらっしゃる方が、必要なケアを受けられるように、ご案内することを目的としています。

大切な人を亡くされ、お気持ちに困難を抱えていらっしゃる方の『道しるべ』となります。

グリーフとは

グリーフ」とは、喪失に対する「深い悲しみ」や「悲嘆」を意味する言葉で、大切な人を失ったときに起こる身体上・精神上の変化を指します。大切な人を亡くしたときに受ける衝撃は、残された者の心身に深刻なダメージを与えます。愛する人が今、ここに居ない苦痛は耐えがたいものです。時が止まってしまったかのような喪失感。絶望と孤独と寂しさでいっぱいになります。募る後悔の念に苛まれます。このあまりに突然の大きな変化に戸惑い狼狽えます。

孤立化する哀しみ

かつて私たちは、親族や地域で悲しみを分かち合う文化がありました。葬儀や法要は、悲しみに向き合い折り合いをつけていくという役割を担っていました。しかし、現代では葬送の儀の簡略化により、悲哀の体験をする機会が希薄になりました。また、核家族化により死を身近に感じることがなくなり、死に対する覚悟をしないまま過ごしています。喪失に対する心の準備ができていないまま、グリーフに直面することになり戸惑うのです。

大切な人を亡くしたあとに、つらく悲しい気持ちがしばらく続くことは、本来は自然な反応です。しかし、なかには悲嘆が強く長期に及ぶこともあり、また、月日がずいぶん経ってから、押し寄せてくる悲嘆もあります。周囲の人々もどう対応していいかわからず困惑し、良かれと思ってかけられた言葉に傷つき孤立化してしまうこともあります。辛い気持ちを「誰にも話せない」「わかってもらえない」と苦悩し、つらい現実に蓋をして生きている方がいらっしゃいます。

悲嘆のプロセスは一人ひとり特別なもの

このように、ケアを必要とするグリーフを抱える方が増え、『グリーフケア』に対するニーズが高まっている昨今ですが、その社会的資源はまだまだ少なく、また、そのケアを「どこで」「どのように」受けられるのか、その情報にたどり着くことも難しいのが現状です。

『グリーフ相談支援ネットワーク』では、一人ひとりが、希望する時に、希望する場所で、希望する方法で、ケアが受けられるように、『相談窓口』を設けご案内しています。「悲嘆のプロセスは、一人ひとり特別なもの」として、個別的に、あなたが必要とする、あなたにふさわしい、オーダーメイドのサポート方法を一緒に考えます。

『相談窓口』『ネットワーク』の役割

グリーフ相談支援ネットワーク』は、繋がりを感じられる様々な場の提供をしています。グリーフケアにはいろいろな方法があります。電話でも直接面談でも訪問でも、ありのままの辛さを吐露していただけるように『相談窓口』で専門相談員がお話を伺い、あなたに合ったサポート方法を一緒に考えていきます。ご希望があれば「遺族会ネットワーク」から他の遺族会をご案内することもしています。他の人と話すことに戸惑いがある方は、継続した個別対応をいたします。

『グリーフ相談支援ネットワーク』は、ケアを必要としている方が、必要なケアを受けられるようにご案内することを目的としています。安心できる仲間と出会い、喪失や悲嘆について語りあい共に学びあうことで、あなた自身の哀しみに向き合うことができるようになるかもしれません。

哀しみを乗り越えることはできません。『グリーフ相談支援ネットワーク』では、あなたが哀しみを抱えながらも、もう一度生きていく力を取り戻せるようになれるよう、仲間たちが寄り添い伴走させていただきたいと考えます。

グリーフ相談支援ネットワーク
代表 新田 尋美

代表プロフィール

新田 尋美

愛知県名古屋市在住
臨床検査技師
精神保健福祉士
臨床傾聴士(上智大学グリーフケア研究所認定)

2001年(41歳)、夫を亡くす。その後の「グリーフワーク」は、当時の記憶が無いに等しいくらいな生活を3年ほど過ごす。後半は遺族会に参加することでサポートされ、次第に「辛さ」「生きづらさ」が軽減していった経験を持つ。
2004年、福祉大学に編入学。卒後、医療ソーシャルワーカーとして訪問診療クリニックや、緩和ケア病棟、緩和ケア・がん相談支援センターに勤務。
十数年間、医療ソーシャルワーカーとして患者・家族、そして遺族の言葉に耳を傾け、職場での遺族会を継続して開催。
2019年、訪問診療の医師から依頼を受け、ご遺族の自宅に訪問する訪問グリーフケアを始める。
多死社会を迎え今後のグリーフケアの重要性が更に高まる中、「グリーフケアに関する情報が広く得やすい社会となってほしい」と、ボランティア団体として遺族会『マグノリア』を先行して立ち上げ、
2020年、 “グリーフの総合相談窓口”としての『グリーフ相談支援ネットワーク』を設立する。
併せて、癒しの空間・グリーフサロンまぐのりあを開設。
グリーフケアを必要としている方が、孤立することなく、必要なケアを受けられるよう、地域で繋がり地域で支える社会の実現を目指す。

グリーフ相談支援ネットワークは、皆様からのご寄付やご支援をいただき運営しております。